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Harley-Davidson

2018/06/05

平成の大修理その10 エンジン始動

仕事が忙しく、なかなかエンジンをかけられませんでしたが、ようやく始動できました。以前は始動直後からパチパチと結構大きな音がしていたのですが、すっかり消えています(^^)。


翌日しっかりと増締めしておきました。

2018/05/06

平成の大修理その9 完成!

あと残るは補機類の取り付けです。キャブ、マフラー、コイル類を取り付けます。

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だんだん形になってきました。なんとか連休中にひとまず完成したいので、他にやりたいことは封印してとりあえず走れる状態を目指します。

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というわけでなんとか連休中に完成しました。すぐエンジンをかけたいところですが、連休最終日の日曜日ということもあり、遠慮しておきました。平日にでも仕事の合間にやって見ることにします。

記事の中で省略したデーターを上げておきます。マニュアルを持っていない人は参考にしてください。

サービスリミット
ロッカーアームのサイドプレイ:0.1016~0.635mm
バルブの突き出し量:40.6~41.8mm(80年以降)

締め付けトルク
シリンダーベースナット:43~54Nm
シリンダーヘッドボルト:75~102Nm

2018/05/05

平成の大修理その8 ヘッド取り付け

ロッカーナットとフレームのスキマがクリヤできたので、いよいよヘッドを載せます。

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ヘッドガスケットはテフロンタイプというヤツです。メタルの表面にコーティングがしてあります。ヘッドはインテークマニホールドと合わせるために、少し回したりして調整しますので、液体パッキンは塗らずにそのままです。

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ヘッドボルトはきれいに掃除してスレッドコンパウンドを塗っておきます。40年前に社員割引で買ったトヨタのディスクブレーキグリスです(^^;。カッパー系で高耐熱です。このバイクはヘリテージだったので、ヘッドボルトもクロームメッキしてあるのですが、なぜか2本だけユニクロメッキの物が付いてました。36年前の作業で混同したのかもしれません。

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インテークマニホールドと角度を合わせながら少しずつヘッドボルトを締めていきます。シリンダーベースの1.5倍以上のトルクで締め付けますので、工具にパイプをかませて最後は力一杯締め付けます。

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今回はこんな物を作ってみました。水道のいわゆる持ち出しソケットを削って作りました。デザインはノーマルな感じそのままです。

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インテークマニホールドを取り付け、オイルラインとプッシュロッドを取り付けました。プッシュロッドカバーがちょっとおしゃれに(^^)。ちなみにこのオイルラインはマ○バモータース製で、あんまり格好よくはないのですが、オイルの流れ的にはよさげなのでそのまま使っています。

2018/05/04

平成の大修理その7 ロッカーアーム組み込み

ロッカーアームをロッカーボックスに組み込みます。ロッカーアームはブッシュ交換とバルブを押す面の研磨をして貰いました。

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ロッカーアームのサイドプレイは、0.1mm~0.6mmくらいと結構幅が広いです。フロントのエキゾースト側が0.3mmありましたが、他は0.2mmくらいでした。

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普通サイドプレイの調整はロッカーアームシャフトを削って調整しますが、失敗しても大丈夫なように、スペーサーのシャフトの当たる部分を削りました。ちなみにロッカーアームは前後とも排気側はバルブ側に押しつけられ、吸気側はプッシュロッド側に押しつけられて作動しています。

0.3mmはサービスリミットの範囲内ですが、油圧の逃げなどを考えると全部0.15~0.2mmの範囲にそろえたいということで、フロントのエキゾースト側のみ0.1mm削りました。

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ロッカーアームが組み込まれました。ロッカーアームシャフトはシリンダーの垂線に対して、1度ほど傾いているそうで、まっすぐバルブを押せるように、バルブを押す面をそれに合わせて研磨して貰いました。

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ロッカーボックスのパッキンは、メタルにシリコンビードの入ったタイプでしたが、念のため耐熱液体ガスケットを吹き付けておきました。ロッカーアームが軽く動くことを確認しておきます。

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ロッカーアームが邪魔になるので、こんな風に逆さまにして組み付けます。

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ロッカーボックスのナットもおしゃれしてキャップナットにしてみました。ワッシャーはステンレス製を使用しています。

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ところが、これも背が高いので、一カ所フレームとギリギリのところがあります。仮組みしてみると1mmもありません。なので、写真のようにフレーム側を削って少しスキマを確保しました。

2018/05/01

平成の大修理その6 シリンダー組み付け

塗装が終わったので、シリンダーを組み付けます。鋳鉄なので結構重いです。片手で持たなければならないので、手間取るときつそうです。

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シリンダーベースのパッキンがクランクケースにこびりついてましたので、ノミとスクレパーを使って丁寧に取り除きました。

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そのままだと剥がしたパッキンのカスがクランクケースに入り込んでしまうので、内側から養生テープを貼って土手を作っておきました。Webで良く「オイルストーンできれいにしました」なんて記事を見かけますが、そんなことをしてはいけません(^^;。浅い傷が付いてるより、大きく広い面積でへこんでる方が問題です。

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ピストンを固定するためにこんな物を作ってみました。スタッドボルトの上にのせて使います。

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オイルの缶を切ってリングコンプレッサーを作りましたが、肉厚が薄すぎたのと、幅が広すぎてちょっと失敗。使えないことはなかったのですが、イマイチでした。もう少し肉厚にしないとピストンと一緒にシリンダの中に入って行ってしまいます。

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というわけでシリンダーが載りました。ちょっとおしゃれしようと思って、取り付けナットをキャップナットにしたのですが、これの背が高く、普通のメガネレンチが入りません。

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大事な京都工具のインチメガネの外周と厚みを削って入るように加工しました。

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各ナットを均等に締めていき、最後は規定トルクで締め付けます。といってもトルクレンチが入りませんから、人間トルクレンチの出番です(^^;。このメガネレンチで力一杯締める位で良いと思います。大事なのはいかに均等に締めるかと言うことと、エンジンに熱を入れてからの増締めだと思います。今回は紙パッキンなので、一晩おいてから締め直すと、1/4くらい締まりましたので、完成後エンジンかける前にもう一度増締めした方が良いかもしれません。


2018/04/25

平成の大修理その5 バルブ組み込み

もちろんバルブとガイドのガタはなく、スムーズに仕上がっていますので、そのままバルブを組みました。

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こんなのでも立派にハーレーのバルブスプリングを組めました(^^;。ちなみにスプリングは自由長を測定して、問題ないのでそのままです。

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そうそう、バルブの突き出し量は基準内に収まっていました。忘れがちですが、念のためバルブステムエンドを銅ハンマーなどでたたいて、コッターを落ち着かせます。

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元々ヘリテージだったので、黒いエンジンでした。なのでそのまま600℃耐熱のスプレーで黒つや消し塗装しました。あれれ?、結構ツヤが出ちゃったぞ(^^;。まぁいいか。マスキングはかなり面倒でした。

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こちらは先に塗装したシリンダー。こっちは500℃耐熱の半ツヤ消しだったんですが、こっちの方がつや消しになってる(^^;。ほんとうはシリンダーがちょっとツヤありで、ヘッドがつや消しってイメージしてたんですが、反対になっちゃいました。ちなみに上下両面とも最小面研してあります。ベース側は結構ひずんでいたようです。


2018/04/23

平成の大修理その4

ヘッドやシリンダーがボーリング屋さんから上がってきたら仕事が忙しくなっちゃって、すっかり春になってしまいました。早く組み上げないと夏になっちゃう(^^;。

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シリンダーヘッドは最小面研、バルブガイド交換、バルブシートカット&すり合わせです。シートリングは交換していません。ガイド穴の修正も含まれています;。

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吸気側から。色からしてカッパー系のガイドですね。詳しい材質はわかりません(^^;。

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これは排気側。精度良く圧入されてるように見えます。

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吸気側。今回はガイドシール付きになりますので、抜けにくいようにウェーブ状に溝が掘ってあります。

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こっちは排気側。同じように加工してあります。

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バルブはステムとエンドのラッピング、そしてバルブフェースの研磨をして貰いました。ステムにごく薄くモリブデンをすり込み、オイルを塗って組み付けます。

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ガイドシールを傷つけないように、コッタの入る溝にセロテープを巻いておきます。ガイドシールにはあらかじめラバーグリスを塗ってあります。

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スペアプラグを保管するための金具がちょうど良いサイズだったので、ガイドシールにかぶせてしっかりと押し込みます。最後はプラハンで軽くたたいて確認しました。どこまで入るか事前に両者の寸法を測っておきましたので、ガイドのフランジから1mmの所で完了です。

続きます。


2018/01/12

平成の大修理その3

今回はピストンとリングについて考察してみます。

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これはフロント側のピストンです。圧縮漏れもなく大変良い状態だと思います。リングの膠着もなく、ひどい摩耗もありません。

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これはリヤ側。同じように良い状態だと思います。リングもきれいです。自由合口スキマもトップリングセカンドリングともに9mm位あります。ところで、私は知らなかったのですが、どうやらトップリングはキーストンタイプ(片側)のようです。

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写真だとわかりにくいですが、下の図のように少しテーパーになっています。

Keystone
Webで拾ってきた画像ですが、こんな形です。ですのでリングのサイドクリアランスは、リングをピストンの面まで押し込んだ状態で、リングの下側にシックネスゲージを入れて測定するのが正しいと思います。

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こんな感じです。0.127mmが入って、サービスリミットの0.152が入らないのでまだ大丈夫と判断します。

コンロッドの首振り(横)もフロント側が1.5mm以下で問題なし。というわけで、今回はシリンダー以下はベースのオイル漏れ修理だけで、そのまま組む事にします。

2018/01/01

平成の大修理その2

明けましておめでとうございます。今年が皆様にとって良い年になることを祈っております。

というわけで、ヘッドの分解です。

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自作のバルブスプリングコンプレッサーで問題なく分解できました。ロッカーアームシャフトも供回りすること無く、無事取り出すことが出来ました。

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ロッカーアームシャフトが摩耗している様に見えますが、実際にマイクロメーターで測定してみると、ほとんど計測できない(1/100以下)程度でした。軽くラッピングしてもらう程度で大丈夫でしょう。

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問題はこれ。フロントのエキゾースト側ですが、かなり偏摩耗しています。計測してみるとシャフトとのクリアランスが0.13mmくらいあるので、これはブッシュ交換ですね。ちなみにサービスリミットは0.127mm(0.05in)です。音の原因はここかもしれません。

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これはフロントのエキゾースト側のバルブガイドです。前オーナーが83年頃にマ○バモータースでヘッドをOHして、その時にリン青銅のガイドに変えてます。内面にスパイラルな溝が掘られてますね。ここも結構ガタがあって、0.8mmくらいあります。ガイドは新しい材料で打ち直してもらいましょう。

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こちらはインテーク側。先端をテーパー加工してオイルの侵入を防ごうとしていますね。83年のOHでてっきりステムシール付きに変更されていると思っていましたが、なんと付いてませんでした(^^;。ちなみにこの時のOH代金+車検代金を払えずに宙に浮いていた車両を、私が大借金して肩代わりして購入しました。

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バルブはステムもステムエンドも摩耗はたいしたことなく、フェースの研磨とステムのラッピングで再利用出来そうです。スプリングも自由長から見てへたりはなさそうだったので再利用します。

写真はありませんが、シリンダー内面はきれいなもので、段付き摩耗や深い縦傷もないので、ベース面にひずみがあるようだったら面研してもらうだけにしました。

というわけで年末にボーリング屋さんに持ち込み、お願いしてきました。

その3に続きます。

2017/12/10

平成の大修理その1

気がつくともう年末です。全く一年たつのが早いこと(^^;。
ハーレーは夏に車検を取ったのですが、リヤシリンダベースからのオイル漏れが激しくなり、フロントバンクからのカチャカチャ音も相変わらず。ということでようやく重い腰を上げてエンジンを開けてみることにしました。

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まずはタンクを外し、補器類を外してプッシュロッドまで外したところです。

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本格的に作業するには、いろんな工具を使います。いちいち工具箱に取りに行くのは面倒なので、ツールワゴンを買いました。ちょっと背が高いですが、小ぶりで家のガレージにはちょうどいいです。

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実は34年乗って来て初めて見るピストンヘッド(^^;。これはリヤバンク。

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こっちはフロントバンク。カーボンの付着はそれほどでも無く、乾いています。

その2に続きます。


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